3年に1度の学芸会をヒロロは5年生、チナナは2年生で迎えた。後の音楽会と展覧会でも子どもの成長を見られるけれど、やっぱり学芸会が1番楽しみだ。と言っても1つの学年で出し物1つなので自分の子どもが出るのは一瞬限り。それでもどの役もひとつの劇を成功させるには欠かせない大事な役には違いない。
今回チナナは「お母さん役」をやることになった。2年生は言葉を逆さまにしてしまう宇宙人をレンジャーがやっつけて最後には友だちになっちゃうというようなシナリオで、その他に動物やら町の人やらの役がある。チナナはエプロンに三角巾、赤ちゃんのお人形を抱き「家の赤ちゃんギャオギャオギャオって泣くのよ」というのがセリフである。
たったこれだけのセリフだけれど随分前から練習を重ね、学年全体で一つの作品に作り上げる。チナナも簡単そうなセリフだけれど、ギャオギャオギャオの回数を4回言ってしまたり2回になってしまったり、指を折ったり心で数えれば!なんてアドバイスをしてなんとか無事に3回いえるようになった。そんな経緯があったけど舞台の上で堂々とお母さんを演じるチナナの姿を見てホッとした。
最後に友だちになった宇宙人も交え皆で「友達になるために」を歌った。先日ブログにも載せたけど、チナナがこの歌を口ずさんでいたのは学芸会で歌うためのものだったというのが分かった。そして2年生全員で元気良く歌う姿をみて、少しウルウル。チナナもここにいる友だちと一緒に楽しく毎日を過ごしてくれていることを嬉しく思った。
5年生の出し物は「西遊記」だった。身近な内容に配役が気になり「もしかして孫悟空?」と聞くと本当にその通りだったのでびっくりした。一役四人で交代するらしいけれど、まさかヒロロが孫悟空をやるとは。と言うのはヒロロはプレッシャーに超弱く、新しいことにチャレンジするのが怖くって、イベントや体験できる場に行ってきな!と言ってもいこじになって行きやしないでいた。サッカーの試合も朝から緊張してお腹が痛くなってしまうし。そんな気弱なヒロロがオーディションで、孫悟空役を獲得したと聞いたときは本当に驚いてしまった。
それからは毎日頑張って練習に励んでいたけれど、あまりプレッシャーを与えないように心の中で応援していた。当日も晴れ姿を見れるうれしさを押さえいつもどおりに見送った。そして待ちに待ったヒロロの出番。何度も練習で聞いていたセリフではあったけれど、衣装を着て舞台の上に立ち孫悟空になりきって話すセリフは心に響いてきた。
そして最後に「天下無敵の悟空様の力がわかったか?」「へっ、へっ、へっ。まぁざっとこんなもんさ。怖いものなんて、なーんにもないや」という言葉。今まで怖くてできなかったことも勇気を振り絞りチャレンジしたことで、成功から喜びを得てまた少し成長していく。そんなヒロロの姿をうつしだした言葉のようでなんだかジンワリしてしまい、エンディングでのモンキーマジックの踊りを真剣に踊るヒロロの姿を見ながら涙がこみ上げてきた。
学芸会の終わりに沢山の拍手を送った。そして学校から戻り家に入ってきた子どもたちを拍手で迎えた私。5年生になりチャレンジする勇気を身につけたヒロロと可愛いお母さん役を演じたチナナの頑張りに心を込めて送った拍手だった。
最後に「学芸会の歌」を載せておこう。実際に学芸会では聞く事ができなかったけど、チナナが家で何回も歌っていた歌だ。こんな気持ちで学芸会で演じたの?と聞けば「・・・。」と意味までは理解できていないようだったけど、私はこんな気持ちで二人の演技を見てきたよ。ときめく時間をありがとう。
♪学芸会の歌♪
学芸会の幕が 今上がろうとしてる
僕は君の瞳に向かって 舞台に立つよ
劇なんてみんな 決まったセリフ
話すだけかもしれないけれど
演じきることで 君に夢を ひとつあげたいんだ
笑ってよ ドキドキしてよ 涙ぐんでよ
そんなふうに 君の心 動かせることが
今の僕の願い
学芸会の幕が 今上がろうとしてる
僕は役になりきって きらめく舞台に立つよ
劇だからきっと 思いを込めて
言葉噛み締めて 伝えられる
演じきることで 君の胸を ときめかせたいんだ
笑ってよ ドキドキしてよ 涙ぐんでよ
そんなふうに 君の心 動かせることが
今の僕の願い
劇なんてみんな 決まったセリフ
話すだけかもしれないけれど
演じきることで 君に夢を ひとつあげたいんだ
笑ってよ ドキドキしてよ 涙ぐんでよ
そんなふうに 君の心 動かせることが
今の僕の願い