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305 - はじめてのおつかい

はじめてのおつかいTVが大好きで毎回涙なくしては見ることができない私。そんな可愛い子どもたちの様子を我が家で再現!とチナナとコノノ二人でおつかいに行かせることにした。チナナは一人でおつかいを経験済だが、コノノは一人では行ったことがない。かと言ってこのご時世?!一人で行かせるのは心配で二人で行かせて見ることにした。

楽しく遊んでいる二人に声をかけ「あのさ、おつかいに行って来て欲しいんだけど。」すると直ぐに「うん!」とうれしそうな返事が帰って来てコノノのテンションが妙に高くなった。「買うものは牛乳とアルミホイル。アルミホイルってわかる?」と確認すると「チナナは知ってる。サランラップの銀色のやつ」と大丈夫そうな感じだった。

そしてお財布に千円札を入れ家の鍵を持たせ、「帰りはマンションの下で鍵を空けて帰って来てね」と頼んで送り出した。そう、今回のおつかいの追跡をするために、後から出て行って、先に帰って来るために鍵を持たせたのだ。

見送った後、ばれないように変装してからビデオカメラを袋に入れてダッシュで後を追った。「歩いて行ってね」の約束どおり、追いつく事ができた。二人で仲良く手をつなぎ楽しそうにおしゃべりしながら歩いている。残念ながらマイクをしのばせることはできないので、二人の会話を聞くことはできない。お店に無事たどり着き、入り口で買い物カゴを持った。私も後に続きカゴを持ちながら撮影を続けた。

何か声を発しながら店内を歩き回っている。多分「アルミホイル何処だ?」のような感じだ。それらしきコーナーを歩いても見当たらず、最初にコノノが見つけたのはラップの山だった。チナナは違うことに気づき別の場所に移動した。この時私とすれ違った。あやしい風貌?に気づかれるか?とドキドキして固まっていたが、二人は探すのに夢中でばれることはなかった。やっとアルミホイルの山を見つけた二人はアルミホイルを二つ手にして何か相談していた。後で聞けば「小さいし8mと書いてあるので2個買おう!」と相談していたらしい。

その後、牛乳を探し出した。普段牛乳は、生協の宅配で頼んでいるので無くなったときだけしかスーパーで買う事が無い。久しぶりに牛乳を買いに行ったが売り場が変わっていて、また店内をグルグル回りやっと牛乳を見つけることができた。そしてここでも何か相談している。「これは大きいから1個でいいね!」と話したらしい。そういえば買うものは言ったけどそれぞれの数は言わなかった。二人で相談して必要と思われる数を決めたようだ。

沢山の買い物をさせて様子をながめたかったけれど、今日は本当に足りない二つのものだけにしておいた。一緒に買い物に行った時のように「最後におやつを買っていいよ!」というのも言わないでいた。二人は勿論おやつを買うことなくレジに向かった。

レジで店員さんとのやりとりもビデオにおさめたいと正面に回ったが、なんだかコノノに見られている気がする。もういいや!後は家の近くに先に戻って二人が帰ってくる様子を正面から撮る事にしよう!と二人が会計をしているのを後にしてダッシュで戻っていった。

ビデオのスイッチも切らずに走り続けた。かなり揺れている映像が撮れていることだろう。家の近くまで戻ってきて花壇の淵に腰かけ、カメラを足の上におき安定させて撮影することにした。しばらくして二人が店を出て歩いて帰って来た。途中知らないおじさんに「寒いね~バイバイ」と声をかけられ「ハイ寒いです」と答えたらしい。

そしてかなり私に近づいてきたときに、なんだか二人が私の方を見ている気がした。私は袋の中をのぞきカメラのディスプレイに写る二人を見ていたが、視線をずらすことなく私の前を通過した。私はばれてるかも?という可笑しさから、声を殺しながら笑っていたが、肩が揺れてしまい笑っているのがばれたかもしれない。

通り過ぎた二人を後ろから撮影しようとその場から立った。すると二人は家の目の前で振り返りやっぱり私を見ている。見つかっても仕方ないと思っていたけど、とっさに車の陰にかくれてしまった。ここまで見に来たら「ばれたかー!」といおうと思っていた。が、二人はこちらに確認しには来ることなくマンションの中に入っていった。

二人はマンションのエレベーターから。私は外階段からダッシュで帰る。間に合わなかったら「ただいまー」と言って入るつもりだった。でもエレベーターより早く着いたようで家に入り変装をはずした瞬間に二人が帰って来た。

二人は「アレ?靴がある」と言いながら入ってきた。やっぱり怪しい人物を私かも?と疑っていたようだ。家に靴がなければママ。靴があれば違う人と二人で話してきたらしい。ところが靴があったのでやっぱり違う人だったのか!と今あったことを話し出した。

私は「お帰りー!よく行って来れたね」と言いながらゼイゼイしていた。そして家の近くにママみたいな人がいてでも違っていたことを聞いていた。なんだか自分が可笑しくなってきたので、ココで追跡していたことをばらすことにした。

ジャーンといってビデオカメラで撮影していた二人の様子を流して見せた。そして変装してついていったことを話すと、「やっぱりー!!」と言いながら驚いた様子だった。「だって髪の毛が同じだったし、靴も同じ。パパのコートをきていたし、帽子とマスクをしていて顔は見えなかったけど、やっぱりママだったんだー!」と変装の甘さを指摘された。

パパのめったに着ないコート。靴ぐらいばれないだろう。髪型もアップではなくおろせば平気だろう。で帽子とマスクをすれば顔は見えないしね!そんな考えは通ることなく子どもはよく見ているもんで、簡単に見破られていたようだ。

そして「お店にもママに似た人がいた!」と店からばれていたことも知った。家の近くで座って待っていたときは、確実にママだと思ったけど怪しいから近づいてこなかったという。そうやってチナナは私が変装して二人のおつかいの追跡をしたことを楽しそうに聞いている。

コノノの方は「なんでママ、人に化けてついてきたの?」と変装して追跡したことが理解できないようで、理由を問われてしまった。「二人が喧嘩しないで買い物できるか?見たかったからだよ」と理由をつけたけれど、追跡した意味は本当に二人で仲良く買い物してくれるかな?いつもと違う様子を見られるかな?という期待を込めての追跡だった。

実際にやってみてグラグラにゆれながらもなんとか少しはビデオにおさめることができたけど、やっぱり怪しい人物に変装していたので抵抗があったし、二人にばれないようにしながら撮影したりダッシュしたり大変だった。

コノノはそれからしばらく「なんで?」「なんで?」と、まだ様子が飲み込めないでいるようで何度も質問を繰り返してきた。私は撮った映像を見ていたら酔ってしまったけどこの事を忘れないうちに残しておかなくちゃ!とPCに向ったのだった。

追跡の感想は、やはりマイクで可愛い会話が聞こえてこないと物足りないな!というのと、小2のお姉さんと一緒じゃしっかりしすぎて面白い絵は撮れないな!という所だ。コノノ一人で行かせて、コノノの心の声を聞きたいけれどうーん、しばらくはやめておこう。やっぱりはじめてのおつかいTVじゃないと無理かもね!

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