夢
「ねぇママ、チナナの夢なんだと思う?」そう聞かれて「学校のこと?」と答えた私に、「えっ?」と不思議顔をしているチナナ。
だって朝食を食べてる途中に突然そんなこと言うんだもん、てっきり夜に見ていた夢はなんだったか?聞かれているんだと思っていた。それにまさかチナナが将来の夢を語るなんて思わなかったし。でも不思議そうな顔をしてるってことは、将来の夢の方なのかな?
「お母さん?」と聞きたい気持ちを抑えて、踊るのが好きなチナナに「ダンサー?」と尋ねてみた。するとチナナは「お花屋さんもいいけど、ダンサーかー。先生に変えてもいいか聞いてみる!」と言い出した。
どうやら「将来の夢」を学校で書いたらしいが、きっと「ダンサー」と言う職業を知らず、身近なお店屋さんの中で思いついたものにしたようだ。急遽夢を変更したチナナに、先生もOKを出すのだろうか?
勿論将来の夢はこれからいくらでも変わるものだけど、果たして書面に残す訂正が間に合うのかな?と気になった。
本当は私の1番のお勧めは「保育士」。コノノが保育園でお世話になっている先生たちが愛情たっぷり接してくれてとても感謝しているし、こうして働く親子をフォローする仕事って素敵な仕事だと思う。
かくして私の子どもの頃の夢は「保母さん」だった。自分の叶えられなかった夢を押し付けるわけではないけれど、大人になった今、切実に保育士の存在がありがたいし、何よりも子どもから得られるものが多い。いつもコノノの面倒をよく見ているし、ダンスが好きなチナナは子どもと一緒にお遊戯したりできるので「一押し」だった。
これから色々な経験をしていくうちに、叶えたい夢も変わっていくだろう。チナナのやりたいことをやればいい!今はそういう風に思っている。いざ大学だ、就職だの時にはそんなこと言っていられず、アドバイスなんかをしてしまうのかもしれないけれど、いつまでも夢を忘れないでい続けて欲しいと願っている。のが、母の夢のひとつである。
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