トーナメント女子の部 2回戦敗退したコノノ。 保育園での練習中にはチャンピオンの座を何回も勝ち取り、親たちからは「コノちゃん優勝候補だね」と言われていた。
が、世間は甘くはなかった。体操に力を入れている園や男性保育士の多い園。母親たちの気合の入れ方の違う園などなど、10近くの保育園があつまり、保育園としても男の子は5位、女の子は10位ということでビリ・・・?!
結果を目の当たりにしたコノノは、「F君たちががんばったから男は5位だったけど、女が10位なのは、コノノががんばらなかったからだよ」と冷静に言った。
そんなことはない。1回戦ではあっと言う間に相手を土俵際に追いやり、2回戦もコノノより随分大きい子相手にかなり長い間食い下がり、相手を投げようとしたシーンも見られた。最後に土俵の線を踏んで負けとなってしまったが、本人は踏んだことに気がつかずまだ相手を押しやろうとしていた。
行司さんに止められ挨拶をし、勝敗が下された時にも素っ頓狂な顔で、何故自分が負けてしまったのか理解できない顔をしている。悔しくて泣くわけでもなく、次々に行われている試合を見続けていたコノノの背中は、最後に優勝者が決まり、どうやら自分が負けてしまったこと、保育園ではチャンピオンになれたのにこの場ではなれなかったこと、色んなことをかみ締めているように感じた。
同じように負けて帰ってくる子達は悔し涙を流している。今まで一生懸命練習してきたんだもん、悔しいよね。男の子の中でも優勝候補の子達が3回戦くらいで敗れては、男泣きしている姿をみると私までつられて涙が出てきてしまった。
悔し涙を流した子ども達はママに抱っこされ慰められて落ち着きを取り戻していった。コノノは負けん気も強く涙を流さない代わりに「お腹すいた~!」と愚図りながら私に抱っこされることで気持ちを落ち着かせていたんだと思う。
こうしてうちの保育園は、上位入賞者を出すことなくこのすもう大会が終わった。その後に交流会としてお弁当を食べたりゲームをしたりで、すっかり敗北したことは忘れてしまったようだったけど、家に帰ってくると疲れていたんだろう、布団に転がりスヤスヤと眠ってしまった。
これで朝まで眠って「お疲れ様」で今日の日記が終わればよかったんだけど、2時間ほどで起きだしたコノノはキゲンが悪く、すもう大会で泣けなかった代わりに、家では愚図りんぼちゃんになってしまった。
赤ちゃんをあやす様に外に出て夜風にあたり、夜景を見ながら気を落ち着かせた。その後に気分転換に買い物に出かけ、おやつを食べた後にやっと落ち着いたコノノが「あっちの部屋きて!」と兄姉の目から遠のいた場所で「負けて悔しかったけど泣くのは恥ずかしいから泣かなかったの」とスッキリしたような口調でいつものコノノに戻って言った。
当日の朝は、ハッピーバースデイ♪のリズムで「すもう大会おめでとー♪」と歌いながら起きてきたコノノ。前日には色んな先生に「がんばってね」と言われ「ありがとう」と素直に答えていたコノノ。寝る前に耳貸してと言って「練習の時にね、なぜかわからないけどF君に「がんばれー」って言われてるの」と嬉しそうに話してくれたコノノ。
結果はどうあれ、負けん気が強く皆の前で涙を見せない頑張りやさんのコノノは、ママにとって本当のチャンピオンだよ。よく頑張ったね♪